「三光稲荷神社」縁日の夜
7月22日、今宵、国宝犬山城の麓の神社では縁日が開かれています。
*『ハートの絵馬』で有名になった三光稲荷神社にて*
三光稲荷神社は国宝犬山城を守る神社仏閣のうちのひとつ、犬山城の麓に位置します。
最近では縁結びの願いが叶うということでハート形の絵馬が人気になっていますが、
地元では『三光地さん』と呼ばれて親しまれています。
普段から国内外の観光客が多く訪れるスポットですが、今日は縁日ということで明るいうちから町は一層ざわついた雰囲気。
提灯の明かりがつくのを今か今かと待ちわびているようでした。
*巻き藁船に灯る提灯*
この船は『巻き藁舟』と言いまして、
古くは犬山城下の13ある町内会が笹の葉の先にともす提灯を競って木曽川に船を浮かべてお囃子を奉納したそうです。
現在は人々の暮らしを優先してダムが作られたため、川にでることはありませんが、こうして縁日の日には「三光地さん」に奉納するそうです。
陽が落ちで提灯が灯るととても幻想的で美しいのです。
お囃子は各町内の子どもたちの担当、ユネスコの文化遺産に登録された犬山祭のときと同様に祭りの夜の不思議な空間を演出してくれています。
*お稲荷様にいらっしゃるお狐様には油揚げをお供え*
お稲荷神社に祀られているお狐さまは油揚げが大好き。
この日は境内の入り口でお供え用の油揚げが売られています。
早速、おひとつお供えに参りましたところ、、、
床の間では可愛い巫女さんの舞が振舞われていました!
*犬山に伝わる伝統*
今回の巻き藁船もしかり、犬山には古くから伝わる伝統行事が数多く伝承されています。
特に有名なのは毎年4月に行われる犬山祭。
3層式の立派な車山(やま)が城下町を練り歩きます。
木のお店が犬山にやってきてもうすぐ1年、行事を重ねるごとに城下町の団結力と絆を感じているのであります。
犬山の魅力がもっともっと伝わりますように。。。
⇒カテゴリ『城下町の話題スポット』の記事を見る